大原美術館、芸術家の宴会場(岡山その5)
さて、美術館へ入場。
ここから中、写真撮影禁止でした。(残念~)
さてさて、入り口でチケットを渡して中に入ると、
けっこう外国人の方がいます。
ガイドブックに載ってる模様です。
入って最初のお部屋に、超著名画家さん達の作品が
すらっと並びます。
決して広くはないですが、
一枚一枚、かなり近い配置で壁に並んでいます。
その会場の様子を一言で例えるとするならば、
超個性的なおっさん達の宴会場!!
って感じです。
いや、ほんと、一枚一枚飾られている間隔がね、
狭めなので、ぎゅぎゅぎゅーっと詰まっていて、
隣の人と肩ぶつかっちゃいながら飲んでるみたいな
感じなのです。
なんと贅沢な。
しかも、どの絵も自己主張すごい。
そりゃそうだ。
自分出し切って表現したら、個性的にならない訳ない。
しかも、絵描きさん。
個性強くてなんぼです。
ぼんやり部屋を見渡していると。。
だんだん、
だんだん、
だんだ~ん、
狭い座敷の宴会場で、画家さんたちが飲み会している
かの様に見えてくる。。。
昔、職場の幹事をしたときの記憶がよみがえる。。
「超」個性的なおっさんが集うとどうなるか。。
サラリーマン生活の長かった私。
こういう会の幹事になるともう大変。
席順決めのくじ引き。
始まって早々に意味を失います。
ああ。。あのおっさん、もう席移動している。。
しかも、割り込みまくっている。。
ああ。。あの人、勝手にウイスキー頼んでるよ。。
それ、追加料金になっちゃうんだけど。。。
え?あ?トイレ?
トイレはですねぇ。。
え?はい?タクシー?今ですか?
ちょっと言い争い辞めてくださいって。。
あわわわ、殴り合い誰か止めて~~!!
そして、最後のお会計、
集計したら、全然あわないっていう。
も~~~、どうしろっちゅうねん~~~!!
でも、憎めないおっさんズ。
この感じ、なんて言ったらいいか。。
え~っと、
そう!そう!
アットホーム!
この美術館、なんかアットホームです。
その感じが、とってもいいんですよ。
どうだ!すごい絵ばっかし集めただろー!
みたいな感じじゃなくって、
好きで集めてたらね、こんな感じになったんだ~。
みたいな感じです。
押しつけ感、ないです。
そんな個性的なおっさんズの中でも
私が特に好きなのは、
ありました。ありました。
ゴーギャンの「かぐわしき大地」。
ゴーギャンの色彩が、ものすごく好きです。
ゴーギャンの作品、なかなか日本でお目にかかれなくて。
ゴーギャンの作品をじっくりと堪能した後、
別館も駆け足でみて、
ホテルにイソイソと帰りました。
大原美術館、最高でした~。(うっとり)
ちなみに、ボストン美術館所蔵ではありますが、
私がめちゃめちゃ好きなゴーギャンの絵がこちら。
(写真:ウィキペディアより)
「我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々は何処へいくのか」
タイトルもカッコいい。
横の長さは4メートル近くある絵巻物のような大作です。
絵の中央、目の前に立つと、
ドキューンと何かうたれるような、
ずずーんと引き込まれるような。
↓ ボストン美術館
(写真:ボストン美術館HPより)
企画展で日本に来てくれ~~。
つづく